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ミキサー車ってどんな車?
工場で作られた生コンクリートを工事現場等まで運ぶ専用の車。車両後部に背負ったドラムが食べ物の「らっきょう」に似ている事からトラック業界ではミキサー車の事を“らっきょう”と呼ぶ地域もあるのだとか。
ドラムは運搬中、適度に回転させておくことにより中のコンクリートが凝固・分離しないようにして品質を保持しています。
また、コンクリートの原材料の配合比率により回転速度を変える事で均質に保っています。
ドラム内部には内容物が撹拌されやすいようにらせん状の羽(ミキシングブレード)がついており、回転に加えこの羽が撹拌の役目をしています。
ミキサー車のバリエーションは小型~大型まで幅広くありますが、現場ごとにコンクリートの内容比率が変わりますので、同じ容量を積んでも毎回重さが変わりますので要注意ですね。
積載量をクリアしていても、比重の重い内容成分のコンクリートを積んでいると重量オーバーになってしまうなんてこともありますので毎回重量はチェックしましょう。
☆ミキサー車のメンテナンス☆
コンクリートは時間とともに硬化する性質から一定期間ごとに「はつり」と呼ばれる作業をしなければなりません。はつりとはドラム内ではりついて固まってしまったコンクリートをまとめてはがす作業の事です。
また、長期間メンテナンスをしないでいると無駄な重量が増えるだけでなく、錆により穴あきや羽割れなどドラムやホッパ(コンクリート投入口)、シュート(コンクリート排出口)などの寿命を縮めてしまう事になってしまいます。長く相棒と働けるように定期的なメンテナンスを行いましょう♪
≪生コンクリートの運搬≫
- ① 投入口であるホッパから生コンクリートを流入
- ② 異物が入らないようにホッパに専用カバーを装着
- ③ ドラムを回しながら運搬
- ④ シュートと呼ばれる樋から生コンを流し込む!!
- ⑤ 荷下ろし完了後、生コンが通った部品を洗浄するための貯蔵タンク「水タンク」で洗浄 ※使い残した生コンクリートがある場合はそのままミキサー車で持ち帰り、下地等で再利用されることもあります。
~最後に~
どんなタイプを選んだら良いかお悩みの方は、当店営業担当がお客様の事業形態によって最適な1台をご紹介させて頂きます!!お気軽にお問合せください。
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